第15回 日本知的障がい児・者サッカー競技会 にっこにこフェスタ
知的障がい児・者が、日常的にスポーツに携わる機会は少なく、また、その中でも未経験者から競技者までとニーズの幅も広いのが現状です。このような環境で普及の種を蒔き、環境改善及び意識の高揚、地域社会への理解を図ることを目的として、日本知的障がい児・者サッカー競技会 - にっこにこフェスタでは「誰でも、一人でも、仲間とも、家族とも」楽しめるサッカーを提案しています。
皆さんに支えていただいて15年が経ち、今年は記念競技会として開催することができました。未だに新型コロナウイルス感染症の影響が根強く、参加できない団体が多くあることを寂しさや悔しさを感じています。まだまだ回復するには時間がかかりますが、江戸川区の更なるご理解をいたただき、素晴らしい天然の芝生で二日間もサッカーを楽しむ機会を提供できたのではないかと思っております。
開催日時:
2022 年10 月16 日:フィールドスターリーグ及びチャレンジフィールド
2022 年12 月4日: チャンピオンリーグ及びチャレンジフィールド
開催会場:江戸川区陸上競技場
参加地域:1 都1 府5 県 ( 青森県・茨城県・埼玉県・東京都・神奈川県・岐阜県・大阪府)
参加選手:団体数23 団体(選手数297 名) | 個人参加者数27 組(78 名) | 監督・コーチ・引率者144名
フィールドスターリーグ参加チーム:34 チーム総試合数64 ゲーム(5 コート)
チャンピオンリーグ参加チーム数:8 チーム総試合数30 ゲーム(3 コート)
参加ボランティア数:370 名
観戦者数:150 名
フィールドスターリーグ
開催日時:2022年10月16日(日)
参加チーム:34 チーム総試合数64 ゲーム(5 コート)
総試合数:93ゲーム(6コート)
チャンピオンリーグ
開催日時:2022年12月4日(日)
参加チーム:8 チーム総試合数30 ゲーム(3 コート)
総試合数:62ゲーム(3コート)
事業成果
- 江戸川区のご理解のもと、フィールドスターリーグとチャンピオンリーグを別日程で行い(チャレンジフィールドは両日開催)、二日間に渡って開催することができました。
- 12月は例年以上に、多くの地域住民の方々にもご参加いただき、楽しんでもらうことで啓発につながりました。
- スポーツ振興くじ助成並びに多くの企業や個人の皆様からのご協賛を賜り、開催することができました。限られたボランティアスタッフのご協力のもと、開催することができました。
- 新型コロナウイルス感染症の感染防止策について、参加者やボランティアスタッフなど全ての方にご理解とご協力をいただき、検温や手指消毒の徹底を含め、安心安全な競技会の運営を行うことができました。
- 江戸川区サッカー連盟より多くの審判員が参加してくださり、ジャッジだけではなく、ゲームディレクターとしてご活躍いただきました。また、選手に優しくルールを教える場面も増加し、微笑ましいゲーム進行となりました。更に、フィールドスターリーグ専門審判員講習会を岐阜県で実施することができました。
参加者の声
- 選手自らやりたいプログラムなどがあり、とても積極的でした。
- 毎年、素晴らしい会場とたくさんのチームと試合ができたことが良かった。併せて、球舞のパフォーマンスも感動しました。
- 試合は3試合とも負けてしまいましたが楽しめたようです。試合の他にもアトラクションがたくさんあり、合間の時間も楽しんでいました。ただ、1試合目の相手選手に激しく当たってくる(反則っぽい)選手がいて、それでやる気を無くしてしまった子がいました。
- 選手が楽しく活動でき、運営の細やかな対応にも、毎回勉強させられます。ありがとうございました。
- 子どもたちの色々な様子や成長が見られ、感動しました。アトラクションも子どもたちと一緒に楽しむことができました。
- アトラクションのボランティアの方々が、毎回笑顔で迎えてくれたこと。当日、絶えず虫が飛んでいて、正直快適な場所とは言えなかったと思うが、それでも暖かく迎えてくださったことに感謝しています。
にっこにこフェスタ専門審判員のエピソード
- 不安に思っていることや、疑問に対して親切に対応していただいて感謝しています。研修会の機会が効率的にかつきめ細やかに設定されていたと感じました。また内容も洗練されていました。
- 大差で負けているチームが最後まで諦めずに大きな声を出して一生懸命頑張って、やっと1点とった時に審判しながらも「ナイスシュート」と拍手してしまい、相手チームに嫌な思いをさせてしまったかなと思っていたが、相手チームのコーチも拍手をしていて、嬉しかったです。
- 毎年小学生主体の審判をさせていただいて、一年ごとにトラッソスだけでなく、他のチームの子どもたちの成長も見せてもらい、あ〜こんなに大きくなったのか〜!と勝手に感動させてもらっています。
- 選手がハンドのファールを自己申告することがありました。試合後も気にしていたようだったので「ごまかさず、自分から正直に言えて、えらいよ」とやりとりしました。また選手同士でミスを指摘する姿もほとんど見られず、大会出場者の試合に対する姿勢がとてもクリーンなことが印象に残りました。
- 事前にユニフォームの色が重なることがわかっていたので、両チームにコイントスでビブス着用を決めることを提案しましたが、片方のチームが快くビブス着用を引き受けてくださいました。その結果をもう片方のチームに伝え、相手方の監督さんに良かったらお声がけください、と一言加えると、そこから監督同士の会話が始まり、練習試合の話まで発展したようです。
- 私たちのコートでは「選手たちが知らないと困るルールは、笛を吹き、丁寧に教えよう」を共通テーマにしました。結果として、緊張感がありながらも、最後まで楽しい雰囲気がありました。
- 今回初めて参加させて頂き、大会を支える方々の大きく、優しく、熱い思いの一端でも共有することができたかと思うと、大変感慨深いものがあります。ご一緒させて頂いた審判員の皆様からも多くのことを学ばせて頂きました。また審判部門の統括をされていた方の懐の深い対応には終始感服しておりました。大会運営の中心となられている皆様に心からリスペクトの気持ちをお伝えさせて頂き、機会がありましたらまた参加させて頂きたいと存じます。ありがとうございました。
後援 (順不同・敬称略)
- スポーツ庁
- 東京都
- 江戸川区
- 江戸川区教育委員会
- 公益社団法人 東京都障害者スポーツ協会
- 社会福祉法人 東京都社会福祉協議会
- 社会福祉法人 東京都手をつなぐ育成会
協賛・寄付 ・協力(順不同・敬称略)
- 株式会社オーエンス
- リベラル株式会社
- 株式会社 D&I
- 株式会社アクト・テクニカルサポート
- 株式会社新建設
- 勝木食品工業株式会社
- 株式会社CTA
- 桐井電設工業株式会社
- 有限会社葛和
- 有限会社明和ビルサービス
- 江戸川区手をつなぐ育成会 ( 親の会 )
- 江戸川区校長会
- hummel
- 株式会社伊藤園
- 株式会社 モルテン
- 株式会社T.M GP
- レストラン三橋
- 内海建設株式会社
- 株式会社鈴木スポーツ
- 株式会社ササキスポーツ
- なぎさの会
- 社会福祉法人江戸川区菜の花の会
- 山本陽一
他
協力 (順不同・敬称略)
- 江戸川区サッカー連盟
- 千葉県知的障害者サッカー連盟
- タカヤスポーツ株式会社
他